Arduinoでリフロー炉を作る(1)
SMD部品の半田付けのためにリフロー炉を作ることにしました。
アメリカやヨーロッパではトースターを改造するのがポピュラーなようで改造キットまで普通に売っています。
日本だとホットプレートを利用したリフローも人気なようです。
実は私も当初ホットプレートリフローを試してみるつもりだったのですが細かな制御ができない様子。
今回は熱ストレスに弱い部品(SDRAMなど)を多用しているのでホットプレートではちょっと怖い。
後々プロトタイプづくりに使用できることも考えるとやはりここらでリフロー炉を作ってもいいのかな…ということで今回チャレンジしてみることにしました。
ぐぐると結構作例は簡単に見つかります。特に参考になったのはこれかな?
オーブントースターをリフローオーブン化してみた | スイッチサイエンス マガジン
いろいろ考えた結果シンプルにこんなかんじにすることにしました。
- 熱に強い熱電対センサを直接熱している基板に貼り付け、基板温度を測ります。
- 温度が目標に達している場合はヒーターをオフ、達していない場合はヒータをオンと言った具合にフィードバック制御を行います。
コントローラはもちろんみんなだいすきArduino ヒーターをオン・オフすると書きましたがヒーターには大きな電流が流れるため、ヒーターを直接つなぐとArduinoが壊れてしまいます。そこでヒーターの制御はリレー(SSR)を使います。これでArduinoとヒーターを絶縁したうえでヒーターを制御することができます。
シンプルですがこんなもんでしょうか?
図には最初からディスプレイがついていますがこれは温度センサ+SSRが完成してから追加しようかと思っています。
将来的には
- 複数温度プロファイルの保存
みたいなこともできたらいいですね。